房州舫2011企画 vol.2 市長出前講座報告会と学ぶ会 報告

7月30日、南房総市千倉公民館で行われた、出前講座の報告と学習会の報告。

千倉町は始まる前、局所的に大雨が降ったりもして、皆さん来てくれるのだろうか、と今回の人々の関心度は、まったくわからなかった。
ところが、始まる10分程前から、続々、千倉支所同様、3階まで上がるのは、お年寄りにはなかなか大変だ。

用意していた机と椅子は足らなくなる。急いで椅子だけ配置する。60名を超えた。ざーっと見渡すと、今回は年齢層が若干、若くなったような。50代くらいが増えている。30代もいる。女性の方が過半数を占める。これは原発への関心が高いせいか。
今回初めて、市長の出前講座(の報告)を聞く人、と尋ねてみると、3/4くらいの人が手を挙げる。なるほど、これは丁寧にやらないと、ということで、まずは、市長出前講座の報告会から。

今日はこの3部構成。

・南房総市長出前講座—南房総市の津波対策—の報告会
・東日本沿岸部を襲った津波映像と津波対策先進地・沼津市から学ぶもの
・原発(原子力発電)の基礎の基礎

今回は、全部スライド上映にして、手元の資料とスライドは同じ内容にした。なるべくお年寄りにも見やすいように大きな文字と写真を使って、この前の報告を議事録に従いながら説明する。

詳しい内容報告は、以前のブログから

次には、沖山静彦氏からの、東日本大震災の時の津波の映像から始まる。宮城県名取市の動画。一瞬のうちに自分のすぐそばまで迫りくる大津波に、人はたじろいでしまう。振り返りもせず、一目散に逃げる、というのは、実はなかなか難しいのか。現実に圧倒されている。これがその時とった人々の行動。ずっと遠くに見えた大津波は(実際には津波にも見えない)瞬く間に、街を人々をのみこんだ。それから、沖山氏は、南三陸町と房州の各市町との類似点と相違点について説明する。大きく違う点、房州には海岸地区に高台がない!津波が見えてから逃げたのでは遅い。地震と同時に(収まってから)逃げる、なんてできるのだろうか。
次は、沼津市からの報告。さすが、津波対策先進地、いろいろな工夫がある。『地震だ!津波だ!すぐ避難』の表示は危機感が迫っている。『津波に注意』の、のんびりとした南房総とは、大違いだ。斜面を利用した高台へ通じる階段や、つづら折りの階段。とにかく、高い所を目指すように工夫している。それから高い津波避難タワー。一時的に、海辺の住民を守るよう、そのタワーには、何と100人もの人が収容できる。津波避難協力所、というのもある。それから、何より違うのは、防災訓練の多さ。年3〜4回実施され、災害弱者に対する対策もとっている。防災教育も充実している。

さて、私たち、南房総ではどうするのか。
出前講座の市長の話しをよく理解し、考えてみる。

1. ハザードマップ完成までに、個人、または地区毎に行うもの
・ 津波関連の用語の説明理解
・ 等高線を書き込んだマップを至急制作することを市へ要請
・ かつての千倉町で配布された津波浸水地図の復活
・ 海抜表示その他の表示の設置場所等の確認
これらのことは、それほど経費もかけずに、市はすぐに実行できるのではないか。
2. 防災無線のデジタル化までに現在のアナログの防災無線は改善できないのか
 ⇒携帯ラジオの配布の案は、今回も出た。
3. 避難経路に関しては地域住民でよく話し合い、安全で短時間で行けるコースを探す
4. 周囲に適当な避難場所がない地域は、積極的に市に働きかける
里山整備が必要なところも、その具体的な計画をたてる
5. 津波避難ビルを確認する 小学校は再編の問題もあるのでそれを含めて考える。
6. バリアフリー化が必要な個所を具体的に挙げる
7. 防災訓練の徹底
・ 津波を前提とした防災訓練の徹底
・ 独居老人、要介護者の避難問題
・ 民生委員、地区毎の市民同士の連携
8. 子どもを含めた防災意識を高めるための活動
9. 要介護者、認知症患者等の避難問題
10.原発問題も含めて学ぶ

そんな、案が見えてきた。
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by boshu-moyai | 2011-08-01 08:21 | 学習会